食材を探して…Beijing(北京) 1

 北京でお買い物 ⇒ 昨年の江南はツアーに参加したため、あまり買い物が出来なかったので、今回はフリーで北京に
やってきた。 北京はやはり首都と言うだけあって、中国全土の食材が集まってくる。一通りのものは揃うので便利だが、
そこは広い中国!全部揃えると言うのは大変なのか、広く浅くと言った感じの品揃えのような気がした。


 近代的なビルが立ち並ぶ王府井!
 王府井でお買い物 ⇒ 王府井は、北京一番の繁華街と言うべきなのだろうか、
大型のショッピングセンターが連立した通りである。
そのほとんどは、ブランドショップや、中国各地から来た観光客向けの土産物屋が多い。
その中でも、王府井商場は、少し寂れた感のあるビルに1階は食品(ここも土産物の販売が主な商品となっていた)、2階以上には衣類や雑貨が並ぶが、2階より上にはほとんど人がいない。6階へ行くとフードコートがあるが、やはり人影はまばらである。
その近くにある王府井食品商場では、有名な漬物屋やお菓子屋さん(まるで駄菓子のようなものから、大型の焼き菓子まで)が軒を連ねる。やはり土産物を物色する人であろう、地方から出てきたといった雰囲気の人たちで賑わっていた。入口付近で人だかりが出来ているのは、北京名物糖胡芦の店である。初めて見た糖胡芦に早速飛びついたのは言うまでもないが、その後、町の至る所で目にすることとなる。
この他、地下鉄の駅と連絡通路でつながってる大型のショッピングセンターでは、日本のテナントも数多く入っていた。
この地下にスーパーマーケットがあり、日本と品揃えも変わらず利用しやすい。
(ここでは私たちの物色できるような店が少ない。もっと生活感のあるところを探さなくては。)
 ★ とりあえず真っ先にミネラルウォーターやお茶などをスーパーマーケットで入手。リプトンのハーブティーの品揃えはかなり良かった。
   食品商場では、焼き菓子の購入に挑戦したが、同じ形の焼き菓子の中には何が入っているのか…確認する間もなく片っ端から買って
   しまった。  さらにここでやたらと大きなココナツ団子や芝麻捲、ヨリヨリ(中国かりんとうを神戸では昔こう呼んだ)などをGET!



 東郊市場は小さな露天が集まる、
中国でも今となっては数少ない所、
S.30年代?の日本を彷彿させる
 東郊市場でお買い物 ⇒ 北京市街の東よりに、近代化された都市部(CBD)と
これから開発されるであろうその境目に昔ながらの市場が残っている。
 その広さは、歩いて廻るには軽く一日以上掛かると思われる程広大で、衣類、雑貨、
食品、食器、茶、その他、等種類によってに分かれていた。
 小さなテナントらしき個人商店が、わずかなブースの中一杯に商品を積み上げ、とても手にとって見るといった雰囲気ではない。ほしいものは「○○あるか?」と尋ねるとどこからともなく持ってくると言う感じなのだ。そうなると、言葉が通じないとスムーズに買い物は出来ない。初日に、ドライバーとしてお願いした劉さんが、とても活躍してくれた。
ここでは、無い物は無い!と言うくらい品揃えがありそうだったが、欲しかった月餅の木型(プラスチックの簡単な物はあった)は手に入れることが出来なかった。
この市場の中にある茶荘へは、劉さんに案内してもらう。ここで、上等のお茶を試飲、購入することができた。全体の雰囲気を掴み、翌日には自分たちだけで買い物にチャレンジ! 結構いけるものだ!!
 ★ ここでは、砂鍋を手に入れることが出来た。(これも劉さんのおかげ) 小さな店先で胡麻油を搾って瓶売りにしている店を発見。
   翌日は、食材のブースで香辛料や干し貝柱などを入手。やはり地元の市場だけあって価格はびっくりするほど安い!
   但し、何でも最低1斤(500g)と言う単位が難点。香辛料をそれだけか買ったら、香りが抜けるまでありそうだ。



 前門街から瑠璃厰までつながる
大柵欄。
 前門〜大柵欄でお買い物 ⇒ この通りは、かつての城下町に当たるような、前門と言う故宮入口に広がる一大商店街のひとつである。
この辺りは、土産物屋を始めとして、老舗のお茶屋や漬物屋レストランが数多く立つ地域であるが、2008年北京オリンピック前の大改修の為、表通りのそのほとんどが建て替え等により、閉鎖されていた。
前門街から瑠璃厰までつながる大柵欄、唯一この通りだけは、手をつけられておらず、
人通りもかなりあった。一本裏へ入ると、ひしめくように小さな店が軒を連ねていたりして、
昔からの雰囲気を伝えているようだ。  広い通りで目を引くのは、オリンピックグッズの店。中国の物価からすると、かなり高価なものなので、さすがに入店しているのは欧米系のお客様がほとんど。 この通りでは、大きなお茶屋「天福名茶」で、お土産用のお茶と茶菓子、茶器を物色。
北京では、喉が渇いたらお茶屋産に行けばいくらでも試飲のお茶が飲める。座ってゆっくりお茶を飲んで、お土産用のお茶を少し買って、充分休憩できてしまったりする。
 前門側から西へ進むと、辺りは土産物屋が減り、生活感が伝わって来る。そこで見つけたのは「雲南商店」文字通り、雲南食材ばかりを集めた店である。さすがに見てもなんだかわっぱり解らない食材も多い。親しげに店員さんは話し掛けてくれるし、片言の中国語が少し役に立った瞬間だった。
 さらに歩を進めると、すっかり住宅街に近くなる。道端で中国将棋に興じるおじさんたちの一団や、せっせと掃除をする
清掃員らしき伯母さんたち。時折ぽつんぽつんとでてくる店は、乾物屋だったり、木の実などを粉末にして売る店だったり、果物屋だったり…本当に生活の香りがした。
 ここを通り抜けると、瑠璃厰の近くへでる。そこは、書画骨董を始めとして、文具品のほとんどが揃う通りである。町並みも昔ながらの風情を残し、のどかな雰囲気の通りである。
 ★ オリンピックグッズや子供の土産などもここでほとんど揃ってしまった。 お茶屋さんでは、土産用のお茶菓子を数種と、鉄観音茶、
   茉莉花茶を入手。茶葉は250gほど入って真空パックされたものが10〜25元程度で売られているので、お土産には便利である。
   そして、荷物覚悟でどうしても気に入ってしまった金彩の茶器を61元で購入。
   雲南の食材は、わからないままにいろいろ購入。干した竹の子やトウチをさらに醗酵させた味噌のような調味料、蓮根の粉末、白菜で
   捲かれた腐乳などなど… 中でも一押しは、竹筒に入った「雲南三七酒」三七人参のお酒である。 この竹筒をトランクに詰めて、無事
   に持ち帰ることができるかどうか… さすがに、気圧の変化が影響してか、全体から滲み出すように筒の色が変わっていた。



 いっぱい買ったつもりだったが、家に
着いて見ると、もう少し買っておけばと
思うのはいつもの事?でも、結構な量
 西単でお買い物 ⇒ 北京繁華街の中でも、若者に人気なのがこの一帯。
ファッション系のビルが建ち、アクセサリーや小物の店がわんさかと入っている。
 地下鉄西単駅から北へ進むと、こうしだビル街を通り過ぎた所からは、結婚式用の
ウェディングドレスを飾った店が軒を連ねている。どうやら、中国式は本来紅いチャイナ
ドレスのようだが、最近では白いウェディングドレスも着るようである。
あまり日本と変わらないようだ。
 食品を求めるには無理がある通り… と、思っていたが、とあるビルの地下にスーパーマーケットを発見。 今まで行った店とはまた違った品揃えに、腕が抜けるほど買い物をしてしまった。
 ★ スーパーらしく、割りあい小売りで売られるものが多く、調味料や出来合いの食材が真空パックされたものも多く並んでいた。
   中でも気に入ったのは、豆腐干をラー油で漬け込んだおつまみ感覚の食材。鶏がらだしや雪菜の漬物、ささげの漬物、腸詰、
   梅干菜、火鍋味噌、甜面醤などを購入。


 崇文門でお買い物 ⇒ 最終日、出発までに時間があったのでホテルから徒歩で崇文門付近へ。
ガイドブックなどではさほど紹介される事も無い地域だが、地下鉄の駅があり、ホテルなども建つ事から、きっと買い物が
できる!と、決め打ちして出かけたて見た。そして、最初からここへ来ればよかった…と、痛感する事に!
 そこには大型のデパートが建ち、その地下には広〜い食品売り場。 北京ではどこへ行っても見ることが出来なかった
紹興酒がここにはあった。そう、北京でお酒と言うと、そのほとんどが黍などから作られた白酒である。
このデパートでは、中国産のワインを始め、紹興酒やリキュールの類も品揃えも豊富であった。
 地下へ降りた所に、薬屋も在りここで、いつも買う「板藍根」を買っていない事に気付く。よかった〜
 さすがにトランクの容量が苦しくなっている為、泣く泣く最低限の買い物だけに留めなくてはならず、悔しい思いをし、後ろ髪を引かれつつ店を後にした。
 ★ ここで見つけた酒類の数々には、試してみたいものが多くあった。しかし、液体類を機内持込できなくなった今となっては、
   全てトランクに収めようとすると、極限られたものしか買うことが出来ない。 しかし、ここで購入したさんざしのリキュールは
   抜群の香りで、帰国後杏仁豆腐のシロップ等に多用された。


  購入した主なもの
    王府井 ⇒ 中国リプトンのハーブ茶 菊花茶 など
    東郊市場 ⇒ 胡麻油 芝麻醤 胡椒 干し貝柱 など 
    西 単 ⇒ 火鍋味噌 雪菜 甜面醤 梅干菜 香腸 など
    前 門 ⇒ 鉄観音茶 茉莉花茶 茶器 雲南食材 など
    崇文門 ⇒ 紹興酒 サンザシ酒 香瓜子 板藍根など
 

ひとつ戻る