バンコクでお買い物 ⇒
タイはその独特の文字のせいで、商品を見てもそれがどういう物か、どう使えばいいのか 解らない為、英語表記のある商品しか買えなかった。 バンコクは特色あるの市場があちこちにあり、面白そうなのだが なかなか突っ込んでいけない点で、今ひとつ満足の行く買い物が出来たとはいえない。 とりあえずは、日系デパートにある食料品売り場が当面の仕入先となった。マーブンクロンセンターには東急百貨店が 入っていて、数々の食品が英語表記で並んでいる。 また、ワールトドレードセンター内には伊勢丹があり、ここも表記は 英語、多分買い物に来ているのは日系企業の奥様方だったりするのだろう。価格はちょっと高めな気がした。
(エビの辛いスープ)の素とか、サテー(タイ風焼き鳥)の付けたれなどが家庭用の 小袋で売られている。フードコートで食べた物の味を思い出し、多分これがあの 調味料…と言う感じで写真を見ながら商品を選んでいく。帰って使ってみると、 たまに想像を絶する物があり、裏切られる事もあるが、それはそれで面白い。 タイで買い物をしてまず気付いた事は、砂糖の値段が日本と比べ様もないくらい 安い事だった。500g入っているざら目が30円、角砂糖で60円と破格だ。 それも100%さとうきびから作られた純糖である。精製していないこれらの砂糖は、 薄い茶色を帯びていて、そのままでも食べられるほどまろやかな甘味を醸し出していた。 また、日本で見られない椰子糖というのがある。どろっとした液状の物や、固めたお菓子のようなものなど形は様々 だったが、おもにソムタム(青パパイヤのサラダ)などに使われているようだ。これも柔らかな甘味が特徴で、椰子油の イメージからははずれ、しつこさは無かった。 最後に、現地の百貨店ロビンソンが市内各地に点在することに気づき、数箇所チャレンジしてみた。 ここではもちろん表記はタイ語。 但し、中華食材などは、香港などから入っているせいか、直接袋に漢字で書かれて いるものが多く、とりあえず購入には困らなかった。魚の浮き袋など、普通では高価すぎて手に入れられない物が、 ここではすこぶる安価だ。(タイの人にすれば若干高価だろうけど) そして、現地のインスタント食品などは、やはり ロビンソンが一番多い! 数々のタイ風カップ麺やインスタントラーメンも試してみる。 さらには、現地の人が食べているスナック菓子などは、 さすがに酸っぱ辛い物が多い。ロビンソンにも小さなフードコートが付いてはいたが、すべてがタイ語表記で何が 売られているのかすら分からなかった。 ホテル近くには、完全に現地の人の暮らし振りを見る事ができる市場があり、そこでは、日本のかつての廉売市場を 思わせる風情がある。八百屋の横に雑貨屋があったり、衣類も鍋もいっしょくたに売られている店があったりで、 雰囲気は懐かしい。(但し、現地の人からはかなり奇異な目で見られる)ここではもちろん商品札などすべてが手書きの タイ語表記、さらには価格の表記すらタイ数字なので、値段を知ることすら出来なかった。 しかし、きっとここが何を 買っても一番安いだろうな……と、思ってしまった。 こういった市場の形状を取っていなくても、船着場や駅周辺では 屋台のように物売りが軒を連ねている。半分は観光客用もあるだろうが、それでもランプータンやマンゴスチンなどの
なる。また、サテーを焼いている店や、ココナッツジュースの店、トードマンプラ (辛いさつま揚げ)のリアカーを引いたおばちゃんなどを見かけた。 ちょっと信じられないのは、みかん(日本の温州みかんに近い!)を手で搾り、その辺に あるボトルに詰めて売っている路上の店が多いことだ。(日本じゃ通らないだろうなぁ) 最終日、衣料品などが安く売られていると言うプラトゥーナム市場へ向かった。 シルクのバックやブラウス、Tシャツなどもかなりの件数衣料品店が並んでいる。 まとめ買いする業者もいるようで、車に詰め込めない程の荷物を持った人が、 中から出てくると、道路端でタクシーを拾って荷積めを手伝う人がいる。これも 一つの職業なのだろう。 昨年シンガポールの空港で買ったTシャツが、ここでは半額以下で売られていた。 多分 値切ればもっと下がる!ちょっと損した気分だ。 35℃を越える炎天下、何故かケーキの屋台が歩道に出ていた。 こってりクリームの塗られたケーキが、陽射しに当たっているのを見て、食べたいとは思わなかった。
(日本で売られている輸入品より味も香りもいいような…。もしかしたら輸入業者は味覚音痴?) ★オイスターソースはさすがに安かったが、重いので少ししか買えなかった。PETボトル詰が欲しい。 ★見た事の無いお菓子をかなり買った。 うーん、味は色々…… ★食品ではないが、カービングナイフを購入した。 (これでタイ式の盛り付けができるか?) おもな購入品 日系スーパー ⇒ オイスターソース、お菓子類など ロビンソンデパート ⇒ 乾麺、乾燥浮き袋、粉末調味料、砂糖など 文字や言葉の壁だけでなく、暑さと空気の悪さにも閉口した。今度買い物に来る時は、もう少し言葉を何とかする事と、 週末だけ開かれると言う郊外の大きな市場へも出掛けてみたい。それと、宮廷料理を口にしていないことが心残りだ。 まだまだタイの味覚に迫るには、力量不足を思い知った旅だった。更なる努力で、これからもチャレンジしてみたい。 |