２００４ＧＷも最終日、前日からの雨が少し残る中、信濃町から菅平を越えて軽井沢へドライブ！ 今回は、軽井沢駅前に出来たばかりの「信州ハム 軽井沢工房」でのソーセージ作り体験をするのが目的だ。
初めてのソーセージ作りにワクワクしながら、真新しい工房を訪れると、 入り口でお出迎えを受けた。施設の清潔さとともに、働く人たちの笑顔と挨拶が 心地良い。 早速体験室へ入ると、ヘアカバー･シューズカバー・エプロンに身を 包み、手洗いを済まし身支度を整える。 今日は５人での参加なので、２ｋｇの黒豚腕肉の粗挽きが用意されていた。 まずは、肉の２０％分の氷水と塩漬剤（１.５％の塩と発色剤など）を加え、練る練る練る！！！！
この練りの段階で、水分が肉の中に閉じ込められ、食べた時の 「プリッ、ジュワァー」とした感動が得られるのだという。 練り上がりの感触は、 まるでお餅のような感じになる。そこへ、好みで香辛料を加える。 出来るだけ満遍なく味が広がるように混ぜ合わせる。 さて、ソーセージのほかにウインナ－やフランクフルトといろいろ呼び名が あるがご存知だろうか？ ここで勉強したのは、ソーセージとは挽肉を 腸詰にしたものの総称で、ウインナ－はケーシング（ソーセージの皮の事）に羊の腸を 使うこと、フランクフルトは豚の腸を使うことといった違いがある！ ちょっと賢くなった？ 今から作るのは「ブリ－ブルスト｣と呼ばれるウインナ－の一種で、ドイツソーセージの ７０％を占めるほどポピュラーな物。 このブリ－はドイツ語で「一定時間暖める」という意味があるらしい。
次に、練り上げたミンチを｢スタッファー」という搾り出し機に入れて、長細い ノズルに羊の腸を被せていく。 この時、ほんの少しミンチをノズルに巻きつけ ながらセットすると楽に入る。 さあ、ここからが一番の見せ場！ スタッファーのハンドルとゆっくりと回すと、ケーシングにミンチが絞り込まれて いく。出来るだけ空気を入れないように注意しながら、最初は２人がかりで息を 合わせて作業をする。 ケーシングを送るスピードと搾り出しが合わないと、 パンパンに張ったウインナ－になってしまい、ねじる時にはじけてしまいやすい。 一人での搾り出しも行ってみるが、結構難しい。全員が搾り出しを体験する。 なが－いソーセージがいくつか出来た所で、好みの長さにひねりを加えて形を整える。 最後に加熱だが、名前の由来はここにあった。 高温で一気に茹でてしまうと、肉が硬くなってしまうので ８０℃前後に加熱したたっぷりのお湯にウインナ－を入れ、７５℃～８０℃を保ちながら、温度計と時計を 頼りに、水面から浮かないように時々混ぜ、１５分茹でる。
冷却と灰汁取りをする。試食する分は、鍋から直接フライパンへ入れ、 ゆっくりと焼き色を付ける。この時、油は引かない。練り上げが悪いと、 茹でたり、焼いたりした時に脂分が肉汁とともに逃げてしまうらしい。 先生のお褒めの言葉（？）によると「大変良く出来ていますよ！」 とのこと、ちょっと気分良かったりして… 焼きあがったウインナ－は、プリプリとして、噛み切るとジューシーな 肉汁があふれる素晴らしい物だった。２ｋｇのウインナ－を、少し味見し、 後はお持ち帰りに包んでもらう。帰ったらビールにウインナ－で乾杯だぁ！ ここには見学コースもあるが、夕方で、作業が終わっていて機械の解説しか受けられなかった。 昼間なら作っている過程も見ることが出来る。骨付きハムなんか1０ｋｇもある大物が作られているらしい。 併設のショップとレストランでは、工房で作ったハムやソーセージを使ったサンドイッチや、ケーキなども 売られている。 軽井沢にあっても、さして価格も高くは無く、昼食やお茶の時間を気軽に楽しめるだろう。 持帰り用のウインナ－を冷ましている間に、ここも楽しんでおこう。 ショップで少しお買い物をし、お嬢はチーズケーキを味わい、おいしい楽しいひとときを過ごし、 約９０分のイベントに、お腹も心も満足の内に帰路についた。 とても親切なご指導、本当に有難うございました。ごちそーさまでした！（＾o＾）/" |
| 信州ハム 軽井沢工房 ℡０２６７－４１－１１８６ ２～３人コース ３１５０円（税込） ４～６人コース ６０００円（税込） 要予約 体験時間 １０：００～ １３：３０～ １６：００～ 所要時間約９０分
上信越自動車道 碓氷軽井沢ＩＣより車で２０分 新幹線軽井沢駅北口より 徒歩４分 長野駅から しなの鉄道に乗り換え軽井沢駅下車 徒歩４分 アルマナックへの行き帰りに立ち寄るのもよし！ また、宿泊中日にお出かけになるのも十分日帰り圏内です。 体験モデルコース ★お車でのお出かけには… ９：００ 信濃町出発 １１：００ 軽井沢観光 １３：３０ ソーセージ体験工房 １５：００ 帰路（途中、小諸周辺には温泉が多いので、入ってくるのもいいかも！） １７：００ 信濃町着 表紙に戻る |
